《專訪:日本藝術家山本有彩》|發掘日本絹彩畫藝術家的神秘少女

藝之森文化:主编陈紫瑜;高级记者聂静雯;日文校对范维亚

我們這次專訪邀請的日本藝術家「山本有彩」,1992年出生,畢業於金澤美術工藝大學日本畫碩士班 , 其作品在2021年被日語搖滾鼻祖松本隆採用為「松本隆作詞活動50週年紀念專輯(CD,黑膠)」封面。

自2月起,曾在日本舉辦展覽的她,首度登陸台灣舉辦個展——《LIFE》。山本有彩擅長繪制日本絹彩畫。有關日本絹畫的歷史,可追溯到奈良時期(西元七一零~七八四年),時值中國盛唐,而當時的唐繪亦深深影響了日本。根據歷史記載,在日本平安時代(西元七九四~一一九二年),日本佛畫的基底材幾乎來自中國的「吳絹」。

山本有彩筆下的主角往往是一位面容姣好、眼神清冷堅硬、氣質溫和又妖艷的女子,作品採用重疊薄塗技法,整體色調給人一種夢幻浪漫的感覺,適合懸掛在日本原木的風格工作室或富有禪意情調的酒店。

——陳紫瑜 引言

title, 行雲流水
size, 652×1500mm
year,2020

「當今社會,人們越來越重視效率,傾向於省略沒有意義的過程,從某種意義上來說,我或許是在逆時代而行。但是在我看來,那些乍看毫無意義且效率低下的事情,才是讓‘人’活得像人的重要部分。」

——山本有彩

專訪山本有彩,中文版:

聂静雯:你是從什麼時候以把絹、礦物顏料作為主要的創作媒介的?

山本:在21歲,我在大學課堂上第一次瞭解到絹彩畫,從那個時候開始,我就對它產生了興趣,並開始研習。

聂静雯:絹彩畫是一種利用天然礦物顏料繪畫的方式,你覺得會很難操作嗎?它跟丙烯畫是完全不一樣的吧。

山本:與其說它很難,不如說是一種很複雜的上色技法。畫丙烯畫時,可以把顏料從管子里直接擠出來進行繪畫,我認為這一點非常棒。但如果用礦物顏料上色,必須先煮膠水,然後和顏料粉末混合,而且膠水還會變質。越是複雜的手法,一旦開始深入研究,你就會發覺這是一種深奧的技法。我非常喜歡用礦物顏料來畫畫。

title, 水のようなこころ
size, 455×455mm
year,2022

聂静雯:通常來說,你完成一副作品需要多長時間?請跟我們分享下你的創作流程

山本:要看作品的尺寸和主題,小幅作品一般需要10天到2周左右的時間。我會先畫一個粗略的草圖,按照實際尺寸在紙上打草稿,接著把絲綢粘在一個木制的框架上,然後進行熱浸和拉絲(雖然有各種各樣的目的,但主要是為了充分拉伸絲綢和防止滲透)。固定好絲綢後,把草稿放在下面,用黑色的墨畫出線圖。然後取下紙張進行上色。這時,不僅絲綢的表面可以上色,它的背面也可以上色,這就是絹彩畫上色的有趣之處。著色完成後,會把絲綢從木框上取下來,用膠水將和紙貼在背面,進行「襯底」的裝裱步驟,同時會用水將畫貼到木制面板上。最後對不足的部分進行修改就完成了。

聂静雯:你好像基本只以女性為題材?

山本:因為從小就接觸漫畫和動畫,對我來說創作描繪女性的畫作是最自然的。另外我自己也是女性,描繪女性也更易於表現自我感情的投射和憧憬。不過,比起精巧逼真地描繪人物,我更希望能繪制出能讓觀者聯想到柔和的草木空氣、能感受到清冷月光的人物畫作品。

聂静雯:你平時會從哪裡汲取創作靈感?

山本:日常生活中的各種小事和感受到的事情,都能給到我很多靈感。例如,我會被照進陽台的溫暖春光所感動,想象人物佇立在那裡的畫面等等,然後在創作里靈活運用起來。

聂静雯:我們留意到,你被邀請為日本作詞人松本隆50週年紀念專輯《帶我去風街!》(風街に連れてって!)製作封面圖,繪制過程懷著怎樣的心情?

山本:因為從心底尊敬松本隆先生,所以在創作過程中一直非常緊張。我想封面的設計最重要的是貼近專輯的風格,因此我在展現「純潔」與「強大」共存的「眼神」上下了很大功夫。

聂静雯:頭戴白色耳機,安靜聽歌的少女令人印象深刻。為什麼會想到創作這樣的少女形象?你想傳達怎樣的概念?

山本:白色耳機是對方的要求。我覺得這是個非常好的想法,它可以加深觀眾對這張專輯的印象。

聂静雯:創作過程中遇到過什麼困難嗎?

山本:對礦物顏料和絲綢材料的運用一直都很不容易,我覺得我還需要繼續研習。而且我還會經常遇到無法畫出想象中的作品的情況,這讓我很苦惱。我需要更加努力才行。

聂静雯:你的作品用色都很溫和平靜,有一種透明感,可以告訴我們你是怎麼處理出這種效果的嗎?

山本:謝謝你的贊賞。上色是很難,但線條才是最難的。為了表現柔軟的質感,需要把薄薄的顏料一層一層地堆疊推開,這樣才能表現出具有透明感的色彩。即使是墨、礦物顏料、染料、胡粉等比較簡單的畫材,通過層層疊加也能表現出複雜的色彩。

title, 円窓と思慕
size, 410×410mm
year,2021
 

聂静雯:目前為止,你最滿意的作品是哪一幅呢?

山本:很難選出最滿意的作品,但我還是比較喜歡大幅的作品,因為在繪制大幅作品的時候我耗費了很多功夫。 像《行雲流水》,它是我非常重視的作品,因為我描繪了許多我想描繪的主題。

聂静雯:在現在這個幾乎人人都可以用電腦畫畫的時代,你認為這種純手工的傳統繪畫方式會以怎樣的角色存在或傳承下去呢?

山本:我覺得能夠隨時隨地畫畫是一件很棒的事情。我也經常在外面用iPad畫畫。但是對我來說,絹彩畫才是最重要的。當今社會,人們越來越重視效率,傾向於省略沒有意義的過程,從某種意義上來說,我或許是在逆時代而行。但是在我看來,那些乍看毫無意義且效率低下的事情,才是讓「人」活得像人的重要部分。另外,即使拋開效率不談,絲綢和天然顏料等材料也真的很美,能夠表現出只有肉眼能看到的色彩,這一點對我來說也非常重要。關於今後的發展,我想進一步研究表現形式和畫材,還想繪制出讓大家印象深刻的作品。非常感謝對我的採訪。

title, 日々のこと
size, 530×333mm
year,2019

Original Interview in Japanese:

山本有彩

——絹本彩色を学び始めたのは何時ですか?そのきっかけは?

21歳のときに大学の授業で初めて絹本彩色を学び、そこから興味を持って勉強し始めました。

——アクリル画の色彩技法と全く違うので、岩絵具を使用した方が難しいですか?

難しいというより、手間がかかる彩色技法だと感じます。アクリル画は絵の具をチューブから出してすぐに使用できますし、それは素晴らしいことだと思います。岩絵の具で彩色するには膠を煮て、岩絵の具の粉末と混ぜて使用しなければなりませんし、膠は腐敗もします。手間がかかる分、こだわり始めると奥深い技法だと思います。私は岩絵の具で描くことがとても好きです。

——作品が一枚仕上がるまで、どのくらいかかりますか?いつもの制作過程を教えてください

作品のサイズやモチーフにもよりますが、小作品だとだいたい10日から2週間ほどかかります。制作過程ですが、まずラフ画を作り、それを実際のサイズで紙に下書きします。次に木枠に絹を糊で貼って、湯引きとドーサ引きという作業をします。(さまざまな目的がありますが、主にしっかりと絹を伸ばすことと、滲み止めのために行います)絹の下準備ができたら、下書きした紙を下に引き、墨で線画を描きます。そして、紙を外して彩色をしていきます。このとき、絹の表面のみではなく、裏面からも彩色できるのが絹本彩色の面白いところです。彩色が終われば木枠から取り外して糊で和紙を裏面に貼る「裏打ち」という作業にかかります。その後で、木製パネルに水張りします。最後に気になる部分は加筆して完成です。

——今までの作品は女性を描かれていたのがほどんどですが、表現したいことは?

幼いころからマンガやアニメに触れていたので、私にとって女性を描くことは最も自然なお絵かきでした。また、私自身が女性なので、自身の感情の投影や、憧れの形を表現しやすいモチーフです。ただ、人物を精巧にリアルに描くというよりは、例えば鑑賞者に柔らかな草木の空気を連想させたり、ひんやりした冷たい月光を感じてもらえるような人物画作品を描ければと考えています。

——インスピレーションの源は?

日常生活で気づいたことや感じたことにインスピレーションを感じることが多いです。例えば、ベランダに差し込む春の光の暖かさに感動して、そこに佇む人物を連想したりなどして、制作に活かします。

title, 私たちには詩が必要だ
size, 410×318mm
year,2018
 

——松本隆さんの50周年アルバム、「風街に連れてって!」の表紙イラストも制作されましたね。制作途中、感じたことや思ったことがあれば教えてください

松本隆さんのことは心から尊敬しているので、とても緊張しながら制作しました。アルバムのイメージに近づけるのが一番大事だと思い、ピュアな面と意志の強さを共存させられるようにまなざしの表現に気を配りました。

——白いイアホンで音楽を聴きながら落ち着いている女の子がとても印象的ですが、イアホンのアイデアはどこから浮かんできました?

白いイヤホンのアイデアは先方から要望をいただいて制作しました。観た人のイメージが膨らむ素敵なアイデアだと思います。

——この作品を描く際に難点とか感じることありました?

岩絵の具や絹の素材の扱いにはいつも苦労していて、まだまだ研究が必要だとよく感じています。また、頭の中で考えたイメージ通りに作品ができないこともしばしばあり、悩まされます。もっと頑張りたいです。

——いつも穏やかさ、むしろは透明感がある作品を拝見しています。色つけとは結構難しい作業ですか?綺麗に仕上がるコツを教えていただきたいです

ありがとうございます。色付けも大変ですが、線が最も難しいと感じます。

柔らかい風合いを表現するために薄い絵の具を何層も重ねて制作しています。そうすることによって透明感のある色を表現できるのです。墨、岩絵具、染料、胡粉といった比較的シンプルな画材でも、何層も重ねることで複雑な色味を表現できます。

——今まで一番気に入っている作品はどれでしょう?それにした理由は?

いちばんを決めるのは難しいですが、やはり大きな作品は時間をかけているので気に入っています。「行雲流水」は自分の描きたかったモチーフを沢山描くことができ、思い入れがある作品です。

title, 日々向日
size, 333×242mm
year,2021

——今の時代では、いつでもiPadやパソコンで手軽に絵を描くことができると思いますが、絹本色彩のような伝統技法で作品を描き続けることはご自分にとっての意味は何でしょう?それに、今後の発展についても語っていただきたいです

手軽に絵を描くことができることはすばらしいことだと思います。私もよく外でもiPadを使ってアイデアスケッチをしたりします。しかし私にとって絹本彩色で絵を描くことはとても重要です。今の世の中はどんどん効率を重視して意味のない行程を省く傾向にあるので、私はある意味時代に逆行しているかもしれません。しかし、私は意味のないことや一見非効率的だと思えることやものは、人がヒトらしく自然に生きるために重要なことだと考えます。

また、効率を差し置いても絹や天然の岩絵の具などの素材は本当に美しく、肉眼でなければ見ることのできない色を表現できるので、その点においても私にとって大きな意味を持ちます。

今後の発展については、より表現や素材の研究をしていきたいと考えています。また、もっと観た人の記憶に残るような作品を作っていきたいです。

この度はありがとうございました。

title, 呼吸
size, 227×158mm
year,2018

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